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源河 次雄; 大久保 昌武
放射線科学, 36(12), p.421 - 425, 1993/00
原研で現在までに製造技術を開発したラジオアイソトープは、40核種、53製品に達する。このうちカタログに記載して有料頒布するRI製品の製造工程管理及び品質管理のために、様々な放射能測定技術及び化学分析技術の開発を行ってきた。放射能検査の項目として、比放射能、放射能濃度、放射性核種純度、等を実施しており、化学検査項目として、液性、化学的純度、放射化学的純度、主元素量等の検査を実施している。これらの検査の技術的背景と、開発の経緯について概略を紹介する。
海老原 寛; 上沖 寛
分析化学, 24(1), p.56 - 60, 1975/01
市販の放射性クロム酸ナトリウム水溶液製品の放射科学的純度試験法の一つとして、放射性クロム酸塩溶液中に存在する非クロム酸形のCrの定量を行なうために、薄層クロマトグラフ法による迅速で正確な方法を開発した。製品中に含まれる放射化学的不純物の代表的なものは還元形のクロムであるので、これとクロム酸イオンとを分離するための最適条件を求めるために、いろいろな展開溶媒と薄層板との組合せを、日本薬局方によるペーパークロマトグラフ法と比較しながら検討した。クロム(VI)とクロム(III)はシリカゲル薄層と10%炭酸ナトリウム-10%モリブデン酸ナンモニウムのに1混合水溶液を用いることによって、うまく分離できた。この分析法によるCr(VI)のCr(III)の検出限界は0.05%程度であり、標準偏差はCr(III)の存在量が0.5%のレベルで0.5%以下である。
海老原 寛; 上沖 寛
分析化学, 23(10), p.1221 - 1225, 1974/10
放射性第二水銀溶液中の第一水銀、第二水銀および銀イオンの定量のためにペーパークロマトグラフ法による純度試験法を確立した。第一水銀と第二水銀の分離は酢酸-硝酸-水の混合溶媒で容積比150:3:5のものを展開済として用い、第一水銀と銀の分離には同一物質で混合比のみが異る溶媒(15:1:4)を用いることによって達成できる。したがって上記二種の溶媒を一つの試料に対して併用すれば、第一、第二水銀、銀の三者を分離定量できる。本法によれば放射性第二水銀溶液中に1%以上の第一水銀または銀イオンが存在すると、相対標準偏差5%以内で定量が可能である。試験に要する時間は展開、乾燥、測定を含めて約6時間である。市販の放射性第二水銀溶液に本報を適用すれば、放射化学的純度として99%以上を保証できる。